日本の住宅寿命は、各国の住宅寿命に比べて非常に短くなっています。その理由について解説しています。

どちらが満足?戸建てとマンションの比較
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日本の住宅寿命は何故短いのか

イギリスの住宅寿命は141年、アメリカの住宅寿命は103年、フランスの住宅寿命は86年、ドイツの住宅寿命は79年。
対して、日本の住宅寿命は25年。
日本の戸建て住宅は驚くほどに短命だ。
技術大国であるはずの日本の住宅寿命が何故こうも短いのか、その理由について解説しよう。
時は戦後の高度経済成長期。
急激な住宅需要の高まりに応える為に、素早く簡単に建てられる住宅が開発された。
ビニールや、プラスチック、金属製の様々な新しい建材が誕生し、人気に後押しされて早くて簡単に建てられる住宅は加速度的に増えていった。
工場で部屋を作ってしまい、現地では組み立てるだけのプレハブハウスなども人気を博した。
一週間と経たずして更地に家が建つさまは、何とも異様である。
こうした簡易住宅の広がりは、人々の意識にも変化を与える。
家は20数年でダメになるという、共通概念を作り出していったのである。
もともと、日本の住宅は大工の棟梁が丹精こめて作り上げる非常に頑丈なものだった。
昔の家屋を見てみると、どっしりとしており今もなお住み続けている人がいる。
この戦前の住宅は大切に受け継がれ、100年物の住宅などと呼ばれていた。
今でも神社などを見ると分かると思うが、古いながらも毅然として威厳を放っている。
私たちが戦後に立てられた簡易住宅の住宅寿命を引きづっている事は、建築業界にとってはとてもありがたい。
作って壊して繰り返せば、多額の金が建築業界に流れる事になる。
逆に一つの家を大事に長年使い込まれては、商売上がったりなのだ。
こうした事情も手伝って、私たちは中々短命の住宅から抜け出す事ができないでいる。
しかし、このような大量消費思想の住宅事情は現代には合っていない。
エコが巷で叫ばれる中、作って壊して繰り返す事は経済的にも、環境的にも負担が大きく、エコ思想に逆行している。
この点に大衆の関心が集まれば、集中砲火を浴びる事になるだろう。
私は遠からず、日本の住宅寿命は改善されていくのではないかと考えている。


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